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セコムの業績について調べてみた

セコムの事業

セコムは「セキュリティサービス」「防災」「メディカルサービス」「保険」「地理情報サービス」「情報通信」「不動産・その他」の7つの事業を営んでいます。

各事業が売上に占める割合を以下の図に示します。

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セコムの有価証券報告書より


「セキュリティサービス」事業の売上がもっとも多く、全体の55%、「防災」事業がそれに次いで14.9%となっています。

各事業の内容をセコムの有価証券報告書より以下の表にまとめました。

セグメント 主要品目・事業内容
セキュリティサービス セントラライズドシステム(オンライン・セキュリティシステム)をはじめとする各種のセキュリティサービス
防災 火災報知設備ならびに消火設備機器の製造、販売、取付工事および防災設備の保守業務
メディカルサービス 在宅医療サービス、遠隔画像診断支援サービス、医療機関向けの不動産の賃貸事業、医療機器・器材の販売、シニアレジデンスの運営
保険 損害保険業、保険会社代理店業務
地理情報サービス 地理情報システム(GIS)の技術を活用した自治体・民間向け業務支援サービスの提供をはじめ、測量・計測、建設コンサルタント事業
情報通信 セキュリティネットワークサービス、ビジネスシステム構築・運用サービス、情報セキュリティサービス、大規模災害対策サービス、データセンター事業、国内グループ各社のコンピュータシステムの運営管理およびソフトウエアの開発・販売、データセンター事業
不動産・その他 防犯・防災を重視したマンションの開発および販売、賃貸ビル・賃貸マンションの運営等、各種建築設備の設計・施工および監理、電気工事の請負

セコムの業績の推移

売上高と営業利益の推移

以下のグラフに売上高の推移と営業利益率の推移を示します。

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セコムの有価証券報告書より


以下のグラフに営業利益の推移を示します。

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セコムの有価証券報告書より


売上・営業利益は増加しています。一方、営業利益率はやや減少しています。

営業利益率は高く、平均14.4%です。

総資産の推移

以下のグラフに総資産・自己資本比率・総資産営業利益率の推移をしめします。

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セコムの有価証券報告書より


総資産・自己資本比率は増加しています。

2016-3の自己資本比率は53%とやや高い値となっています。



セグメント別の業績

以下はセグメント別の売上と利益率の推移を示すグラフと、セグメントごとの売上および利益率の平均値を示すグラフである。


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セコムの有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去前の値
    • 2007-3~2012-3までの「情報通信・その他」を「情報通信」と記載
    • 2009-3~2012-3の「不動産開発・販売」を「不動産・その他」と記載


売上は「セキュリティサービス」事業が圧倒的に大きいです。「セキュリティサービス」事業の売上は増加しています。「セキュリティサービス」事業の利益率は20%超と非常に高いですが、利益率が低下しているのが気になります。

「防災」「メディカルサービス」「地理情報サービス」「情報通信」事業は売上は小さいですが、利益率は5%程度あり、会社の利益に貢献しています。

一方、「保険」「不動産・その他」事業は利益率がマイナスで他事業の足を引っ張る形となっています。


以下のグラフにセグメント別の利益および全体に占める割合の推移を示します。

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セコムの有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去前の値
    • 2007-3~2012-3までの「情報通信・その他」を「情報通信」と記載
    • 2009-3~2012-3の「不動産開発・販売」を「不動産・その他」と記載


「セキュリティサービス」事業が利益の大半を稼いでいます。しかし、ここ10年の利益の額は増加していません。

セコムの営業利益はここ10年間の間に増加していましたが、主力事業の「セキュリティサービス」事業によるものではなく、他事業の成長によるものです。

海外売上の推移

以下のグラフに地域別の売上シェアおよび売上高の推移を示します。

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セコムの有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去後の値


海外売上比率は低く5%程度です。


おわりに

今回セコムについて調査して以下のことが分かりました。

  • 売上と営業利益は成長している
  • 「セキュリティサービス」事業が利益の大半を稼いでいる
  • 「セキュリティサービス」事業の営業利益率は高く、20%を越えている
  • 「セキュリティサービス」事業の売上は増加しているが利益率は低下傾向にある
  • 「セキュリティサービス」事業の利益は成長していない
  • 他事業の成長によって、セコムの営業利益が増加した
  • 海外売上比率は低く、5%程度である

今回はここまでです。