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三菱重工業の業績について調べてみた

三菱重工業の事業

三菱重工業は「エネルギー・環境」「交通・輸送」「防衛・宇宙」「機械・設備システム」の4つの事業を営んでいます。

各事業が売上に占める割合を以下の図に示します。

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三菱重工業の有価証券報告書より


「エネルギー・環境」「機械・設備システム」事業の売上が他と比べて高くなっています。


各事業の内容を三菱重工業の有価証券報告書より以下の表にまとめました。

セグメント 主要品目・事業内容
エネルギー・環境 火力発電システム(Gas Turbine Combined Cycle、コンベンショナル(ボイラ・タービン)発電プラント)、原子力機器(軽水炉、原子燃料サイクル・新分野)、化学プラント、環境プラント、舶用機械・エンジン、風力発電機器
交通・輸送 船舶、交通システム、民間航空機、民間航空機用エンジン
防衛・宇宙 艦艇、防衛航空機、飛しょう体、特殊機械(魚雷)、宇宙機器、特殊車両
機械・設備システム 製鉄機械、コンプレッサ、環境設備、紙工機械、メカトロシステム、Intelligent Transport Systems、物流機器、エンジン、ターボチャージャ、冷熱製品、カーエアコン、工作機械

三菱重工業の業績の推移

売上高と営業利益の推移

以下のグラフに売上高の推移と営業利益率の推移を示します。

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三菱重工業の有価証券報告書より


以下のグラフに営業利益の推移を示します。

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三菱重工業の有価証券報告書より


売上はやや増加しています。一方、営業利益、営業利益率は大幅に増加しています。

営業利益率の平均は4.7%と平凡です。

営業利益率から、三菱重工は景気循環の影響を受けることが分かります。

総資産の推移

以下のグラフに総資産・自己資本比率・総資産営業利益率の推移をしめします。

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三菱重工業の有価証券報告書より


総資産は増加しています。自己資本比率は変わらず。

自己資本比率は30%程度でやや低いです。



セグメント別の業績

以下はセグメント別の売上と利益率の推移を示すグラフと、セグメントごとの売上および利益率の平均値を示すグラフである。


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三菱重工業の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去後の値
    • セグメント編成が大きく変更されたため、2012-3以前のセグメント情報は記載していない


本当は2007-3からの連続したデータを見たかったのですが、途中でセグメント編成が大きく変更されており、叶いませんでした。
ここ数年の利益率の上昇がどのセグメントに由来するのか知りたかったのですが、非常に残念です。


「エネルギー・環境」「機械・設備システム」事業が売上と利益率の面で他の事業よりも優れています。



以下のグラフにセグメント別の利益および全体に占める割合の推移を示します。

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三菱重工業の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去後の値
    • セグメント編成が大きく変更されたため、2012-3以前のセグメント情報は記載していない


利益全体の7割程度を「エネルギー・環境」「機械・設備システム」事業が稼いでいます。


海外売上の推移

以下のグラフに地域別の売上シェアおよび売上高の推移を示します。

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三菱重工業の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去後の値
    • 大まかな傾向を見るため、一部正確なデータではない
    • 2007-3~2010-3の北米をアメリカと記載
    • 2007-3~2010-3の大洋州をその他と記載

海外売上比率はやや増加傾向にあり、2016-3は55%でした。国内売上はほぼ増減がありませんが、アメリカ・アジアの売上が増加しています。


おわりに

今回三菱重工業について調査して以下のことが分かりました。

  • 売上は増加している
  • 営業利益・営業利益率が大幅に増加している
  • 営業利益率の平均値は4.7%で平凡
  • 「エネルギー・環境」「機械・設備システム」事業が利益全体の7割程度を稼いでいる
  • 海外売上比率はやや増加しており、2016-3で55%
  • 国内の売上は変わらないが、海外の売上が伸びている


利益が大幅に増加しており、事業が上手くいっているようです。ただ、三菱重工業は景気循環の影響を受ける銘柄なので業績が良い際に購入するのはお薦めできません。この会社は景気の影響で業績が落ち込んでいる際に買うべき銘柄です。


今回はここまでです。