好奇心の種を育てる

興味があることを書き留め、調べてみるブログ

スポンサーズリンク


月島機械の業績について調べてみた

月島機械の事業

月島機械は「水環境」「産業」の2つの事業を営んでいます。

各事業が売上に占める割合を以下の図に示します。

f:id:quwequwe:20170311023937j:plain
月島機械の有価証券報告書より


「水環境」「産業」事業の売上は同程度となっています。



各事業の内容を月島機械の有価証券報告書より以下の表にまとめました。

セグメント 主要品目・事業内容
水環境 浄水場・下水処理場等プラントの設計・建設、プラントに使用される脱水機、乾燥機、焼却炉等各種単体機器の設計・製造・販売、浄水場・下水処理場におけるPFI、DBO事業、浄水場・下水処理場設備の運転・維持管理・補修およびこれらに付随する業務、下水処理場における消化ガス発電事業
産業 化学、鉄鋼、食品等プラントの設計・建設、プラントに使用される晶析装置、酸回収装置、ろ過機、分離機、乾燥機、ガスホルダ等、各種単体機器の設計・製造・販売、廃液・廃水・固形廃棄物処理等プラントの設計・建設、バイオマスエタノール製造プラントの設計・建設、真空技術応用装置および関連部品の設計・製造・販売、一般・産業廃棄物処理事業

月島機械の業績の推移

売上高と営業利益の推移

以下のグラフに売上高の推移と営業利益率の推移を示します。

f:id:quwequwe:20170311024407j:plain
月島機械の有価証券報告書より


以下のグラフに営業利益の推移を示します。

f:id:quwequwe:20170311024415j:plain
月島機械の有価証券報告書より


売上は変化がありません。営業利益および営業利益率は増加傾向にあります。

営業利益率の平均は4.9%と平凡です。

営業利益の推移から、景気循環の影響を受けることがわかる。

総資産の推移

以下のグラフに総資産・自己資本比率・総資産営業利益率の推移をしめします。

f:id:quwequwe:20170311024553j:plain
月島機械の有価証券報告書より


総資産は減少傾向にありますが、自己資本比率は増加しています。

2016-3の自己資本比率は58%程度です。

セグメント別の業績

以下はセグメント別の売上と利益率の推移を示すグラフと、セグメントごとの売上および利益率の平均値を示すグラフである。


f:id:quwequwe:20170311024937j:plain
f:id:quwequwe:20170311024941j:plain
月島機械の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去前の値

売上・利益率の双方で「水環境」事業が「産業」事業に勝っています。



以下のグラフにセグメント別の利益および全体に占める割合の推移を示します。

f:id:quwequwe:20170311025159j:plain
f:id:quwequwe:20170311025212j:plain
月島機械の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去前の値


「水環境」事業の方が「産業」事業と比べて、多くの利益を稼いでいます。
また、「水環境」事業の利益が増加傾向にあります。



海外売上の推移

以下のグラフに地域別の売上シェアおよび売上高の推移を示します。

f:id:quwequwe:20170311025444j:plain
f:id:quwequwe:20170311025456j:plain
月島機械の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去後の値

海外売上比率は変化がなく、2016-3は23%でした。


おわりに

今回月島機械について調査して以下のことが分かりました。

  • 売上は変化していない
  • 営業利益・営業利益率が増加している
  • 総資産は減少傾向だが、自己資本比率は増加傾向である
  • 「水環境」事業が利益の過半を稼いでいる
  • 「水環境」事業の利益が増加傾向にある
  • 海外売上比率に変化はなく、2016-3は23%だった


「水環境」事業の利益が増加傾向にあり、営業利益が成長しています。
営業利益率の平均は4.9%と平凡ですが、2016-3は7%とやや高くなっています。

「水環境」事業の利益は成長していますが、売上は変化がありません。

同社の売上は成長できておらず、投資をしないほうが無難と言えます。
売上の成長を伴わない利益の成長には限界があるからです。


投資するのであれば以下の2点について検討する必要があります。

  • 「水環境」事業の利益が成長しているのはなぜか?
  • 「水環境」事業の成長(売上・利益)は今後どうなりそうか



今回はここまでです。