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明電舎の業績について調べてみた

明電舎の事業

明電舎は「社会インフラ」「産業システム」「保守・サービス」「不動産」の4つの事業を営んでいます。

各事業が売上に占める割合を以下の図に示します。

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明電舎の有価証券報告書より



各事業の内容を明電舎の有価証券報告書より以下の表にまとめました。

セグメント 主要品目・事業内容
社会インフラ 電力品質や省エネルギー等に関する各種ソリューションサービス、発電・送電・変電・配電などに関する各種電気機器の製造・販売、自治体の上下水道分野における各種処理装置とそのプロセス制御、情報通信網の整備等に関する製品の製造・販売、浄水場の維持管理業務受託、廃棄物リサイクル
産業システム 自動車試験用システム、物流システム、繊維機械やエレベータ等の製品用途向けのモータやインバータなどの電動力応用製品の製造・販売、産業用コンピュータやネットワークシステムなどコンポーネント製品の製造・販売
保守・サービス 当社納入製品のメンテナンス、設備の長寿命化や省エネルギー対策などの提案、設備遠隔監視などのサービス、半導体製造装置のメンテナンス・中古機再生事業
不動産 保有不動産の賃貸

明電舎の業績の推移

売上高と営業利益の推移

以下のグラフに売上高の推移と営業利益率の推移を示します。

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明電舎の有価証券報告書より


以下のグラフに営業利益の推移を示します。

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明電舎の有価証券報告書より


売上、営業利益、営業利益率ともに増加しています。

営業利益率の平均は3.5%と低いです。

営業利益、営業利益率の推移をみると、明電舎の業績は景気循環の影響を受けることが分かります。

総資産の推移

以下のグラフに総資産・自己資本比率・総資産営業利益率の推移をしめします。

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明電舎の有価証券報告書より


総資産は増加しています。

自己資本比率は横ばいです。
016-3の自己資本比率は26%です。

セグメント別の業績

以下はセグメント別の売上と利益率の推移を示すグラフと、セグメントごとの売上および利益率の平均値を示すグラフである。


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明電舎の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去前の値

以下のグラフにセグメント別の利益および全体に占める割合の推移を示します。

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明電舎の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去前の値

「社会インフラ」事業の売上と利益が増加しています。
「保守・サービス」事業は毎年安定して利益を稼げており、利益率も高くなっています。
「産業システム」事業の業績は景気循環の影響を強く受けることが分かります。


海外売上の推移

以下のグラフに地域別の売上シェアおよび売上高の推移を示します。

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明電舎の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去後の値


国内の売上は横ばいです。一方、海外売上が増加しています。
海外売上比率は増加しており、2016-3の海外売上比率は26%でした。


おわりに

今回明電舎について調査して以下のことが分かりました。

  • 売上・営業利益・営業利益率が増加している
  • 総資産は増加している
  • 自己資本比率は横ばいで、2016-3の自己資本比率は26%程度であった
  • 「社会インフラ」事業の売上と利益は成長している
  • 国内の売上は横ばいだが、海外の売上が増加している
  • 海外売上比率は増加しており、2016-3の海外売上比率は26%であった

明電舎の売上・営業利益が増加しているのは「社会インフラ」事業によるものです。
明電舎の「社会インフラ」事業の売上が大きく増加していますが、利益の増加はそれほどでもありません。また、同事業の利益率は3.4%と低い水準です。

売上が増加している一方で、利益増加量や利益率はそれほど高くもないです。
投資するのであれば、より利益の面で優れた会社の方が望ましいです。
したがって、明電舎への投資は見送った方がよいでしょう。


今回はここまでです。