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日立造船の業績について調べてみた

日立造船の事業

日立造船は「環境・プラント」「機械」「インフラ」「その他」の4つの事業を営んでいます。

各事業が売上に占める割合を以下の図に示します。

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日立造船の有価証券報告書より



各事業の内容を日立造船の有価証券報告書より以下の表にまとめました。

セグメント 主要品目・事業内容
環境・プラント ごみ焼却・リサイクル施設、水・汚泥処理施設、エネルギー回収システム(ごみ発電設備等)、バイオマス利用システム、海水淡水化プラント等各種プラント、発電設備、電力卸売
機械 舶用原動機、舶用甲板機械、鍛圧機械、ボイラ、脱硝触媒、圧力容器等各種プロセス機器、原子力関連設備機器、プラスチック機械、食品機械、医薬機械、精密機器、エレクトロニクス・制御システム
インフラ 橋梁、水門扉、煙突、海洋土木、シールド掘進機、防災システム
その他 運輸・倉庫・港湾荷役

日立造船の業績の推移

売上高と営業利益の推移

以下のグラフに売上高の推移と営業利益率の推移を示します。

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日立造船の有価証券報告書より


以下のグラフに営業利益の推移を示します。

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日立造船の有価証券報告書より


売上と営業利益は増加しています。
営業利益率は横ばいで、平均値は3.8%と平凡です。


総資産の推移

以下のグラフに総資産・自己資本比率・総資産営業利益率の推移をしめします。

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日立造船の有価証券報告書より


総資産・自己資本比率は増加しています。

自己資本比率は低く、2016-3の自己資本比率は28%です。

セグメント別の業績

以下はセグメント別の売上と利益率の推移を示すグラフと、セグメントごとの売上および利益率の平均値を示すグラフである。


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日立造船の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去前の値
    • 2007-3~2010-3の「機械・プロセス」を「機械」と記載
    • 2007-3~2010-3の「鉄構・建機」を「インフラ」と記載
    • 2011-3~2012-3の「環境」「プラント」を「環境・プラント」と記載
    • 2011-3~2014-3の「機械」「プロセス機器」「精密機械」を「機械」と記載

以下のグラフにセグメント別の利益および全体に占める割合の推移を示します。

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日立造船の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去前の値
    • 2007-3~2010-3の「機械・プロセス」を「機械」と記載
    • 2007-3~2010-3の「鉄構・建機」を「インフラ」と記載
    • 2011-3~2012-3の「環境」「プラント」を「環境・プラント」と記載
    • 2011-3~2014-3の「機械」「プロセス機器」「精密機械」を「機械」と記載

「環境・プラント」事業の売上・利益・利益率がともに成長しており、好調です。
一方、「機械」事業は利益が減少しており、不調です。

「インフラ」事業は赤字が続いており、他の事業の足を引っ張っています。


海外売上の推移

以下のグラフに地域別の売上シェアおよび売上高の推移を示します。

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日立造船の有価証券報告書より

  • 注意
    • 数値はセグメント間のやりとりを消去後の値
    • 2007-3~2010-3の「中南米」を「その他」と記載


国内売上は横ばいです。一方、ヨーロッパの売上が増加しています。

海外売上比率は増加しており、2016-3の海外売上比率は33%でした。


おわりに

今回日立造船について調査して以下のことが分かりました。

  • 売上・営業利益増加している
  • 営業利益率は3.8%と平凡である
  • 総資産は増加している
  • 自己資本比率は増加している
  • 自己資本比率は低く、2016-3の自己資本比率は28%であった
  • 「環境・プラント」事業が好調である
  • 海外売上比率は増加しており、2016-3の海外売上比率は34%であった


日立造船の「環境・プラント」事業が好調で、売上、営業利益が成長しています。
一方で、「機械」「インフラ」事業は不調です。

「機械」「インフラ」事業を捨てるか、改善できる見通しがあるなら投資してもよいと思いますが、難しいでしょう。

同社の業績について気になるのは以下です。

  • なぜ近年の「機械」事業の業績が不調なのか
  • 各事業の人員の数の推移はどうなっているのか


今回はここまでです。