株をやるうえで特定の業界について知りたいって思うことはありませんか。
投資判断を下すうえで、業界の特徴や動向といった情報は欠かせません。
ですが、インターネットで検索してもそういった情報はなかなか手に入りません。
そこで今回は業界研究に役に立つ本とWEBページを紹介します。
日経文庫 業界研究シリーズ
学べること+メリット
業界全体の特徴や動向について学ぶことができます。
また、有力な会社についての概要や強みといった情報も書かれています。
業界ごとに1冊の本になっているので情報量が多いです。
このシリーズは就活生が業界研究するために書かれた本ですが、株をする上でも役に立ちます。
日経文庫の業界研究シリーズの良い点は、業界の大事なツボを押さえており、話のストーリーがしっかりしている所です。
他の業界研究本はトピックスを切り取っただけの記事が書かれているだけで何が大切かわからないものが多いです。
業界研究をする際はまず日経文庫の本から始めることをお勧めします。
現時点で以下の業界本が発刊されています。
- ITサービス
- 化学
- 小売り
- 繊維
- 建設
- 銀行
- 通信
- 生保・損保
- 食品・飲料
- 自動車
- 電機
- 商社
- 電力・ガス
- 医薬品
株で本当に儲けるヤツは、 「業種別投資法」を知っている
学べること+メリット
投資をする上で着目するべき点を業種ごとに解説しています。
- 景気敏感なのかディフェンシブなのか
- 長期保有に適しているのか短期保有に適しているのか
- 個別銘柄に注意するべきか、業種全体に注意するべきか
- どんな指標を見るべきか
- 特定の出来事が業種にどんな影響を及ぼすのか
といったことが業種別に解説されています。
ある業種に投資するべきなのはいつなのか、ある銘柄に投資する際に注意するべきことは何かを知るために読みたい本です。
以下の業種について解説されています。
- 建設・住宅
- 食品
- 総合化学
- 電子材料
- 医薬品
- 化粧品・トイレタリー
- 資源関連
- 鉄鋼
- 機械・造船・プラント
- 産業用エレクトロニクス
- 民生用エレクトロニクス・ゲーム
- 電子部品
- 精密
- 自動車・自動車部品
- 総合商社
- 百貨店
- スーパー・コンビニ
- 小売り専門店
- 銀行
- 証券・保険・ノンバンク
- 不動産・REIT
- 運輸
- 通信
- インターネット・広告・放送
- 電力・ガス
業界分析ハンドブック
学べること+メリット
ここ数年の業界ごとのトピックスおよび代表的な会社の動向がまとめられています。
ただし、出版が2017/9/1なので、それ以降の出来事については書かれていないことに注意が必要です。
食品セクターであれば
- 日本たばこ
- 味の素
- ヤクルト本社
トイレタリー・化粧品セクターであれば
- 花王
- 資生堂
- ユニ・チャーム
といった具合に各分野の会社について書かれています。
- 各業界のトピックスについて知りたい
- アナリストがどのような視点で各業界をみているのか知りたい
という方にお勧めです。
以下の業種(セクター)について解説されています。
- 建設・住設
- 食品
- 化学
- トイレタリー・化粧品
- 製薬
- バイオテクノロジー
- ヘルスケア・サービス
- 産業資材
- 鉄鋼
- 産業エレクトロニクス(重電)・制御計測
- 民生エレクトロニクス
- 電子部品
- 半導体デバイス・半導体製造装置
- 中小型テクノロジー
- 自動車
- 自動車部品
- 造船・プラント
- 商社
- 小売
- 運輸
- 通信
- ITサービス
- エンターテインメント
- メディア・インターネット
- 銀行
- 保険
- 電力・ガス・石油
- 住宅・不動産
- J-REIT
公認会計士ひねけんの株式投資チャンネル 業界研究シリーズ
これはYoutubeの動画です。
アクションラーニングという株式投資のオンライン学校が作成したコンテンツで、様々な業界について株式投資家の目線で解説しています。
学べること+メリット
この動画の解説は非常にわかりやすいです。ポイントを押さえた解説をしていて、その業界が有望なのかが直ぐにわかります。
具体的には、
- 業界のビジネスモデル
- 強みや弱み
- 業界に関わる統計情報
- 業界は拡大しているか、縮小しているか
- 国内と海外の違いは
- どんな分野が伸びているのか
- 業界地図
- 主要な会社はどこか
といった株式投資家にとって知りたい情報が提供されています。
動画の長さは1時間程度とやや長いですが、自力で調べるよりもずっと短い時間で業界について知ることができます。
理解できる業種・業界に投資しよう
投資の世界には
「理解できないものには投資しない」
という金言があります。
業界研究をして、それでもよくわからない業界には投資しないほうがいいでしょう。
もし、深く理解できたと感じる業界があるなら、それは貴方に向いている投資対象です。
業界研究をして、よく理解できると思える業界に投資をしましょう。
今回はここまでです。