はじめに
日清食品が新しくインスタントラーメンを製造する工場を作ったというニュースをみて、興味が出たのでインスタントラーメンの消費について調べてみました。
(日本国内のインスタントラーメンの年間生産量は56億食なので一日当たり1500万食。この工場だけで全生産量の4分の1を上回る量を作れます。結構な量です)
インスタントラーメンの消費量について
以下は世界のインスタントラーメンの消費量の推移です。
インスタントラーメンの世界の消費量は2013年ごろまで増加し続けていましたが1000億食程度で横ばいとなっています。横ばいではなく、2013年から減少傾向に転じたとも見えなくもないです。
以下は2013年以降のインスタントラーメンの消費量の国別の内訳です。
世界ラーメン協会のデータよりグラフを作成
アジア圏の国がインスタントラーメンをたくさん消費していることがわかります。特に中国/香港、インドネシアの消費量が多いです。ちなみに日本は消費量第3位です。
今度は各国(TOP10国)のインスタントラーメン消費量の推移を見てみます。第1位の中国/香港と第2位のインドネシアの消費量が減っていることがわかります。2013年以降の消費量のトレンド変化は中国/香港とインドネシアの消費量が減少しているためですね。
世界ラーメン協会のデータよりグラフを作成
中国/香港とインドネシアを除いた各国(消費量第3位~第10位まで)のインスタントラーメン消費量の推移です。日本、フィリピン、韓国、タイで消費量が増加しています。インドも変動が激しいですが増加しています。ベトナム、アメリア、ブラジルは減少しています。
世界ラーメン協会のデータよりグラフを作成
まとめ
世界のインスタントラーメンの消費量についてまとめると
- 世界のインスタントラーメン消費量は2013年まで増加傾向にあり、その後は横ばいか減少傾向
- 傾向が変化したのは2013年以降に中国/香港、インドネシアの消費量が減少したため
- アジア圏の国がインスタントラーメンをたくさん消費している
といった感じでしょうか
今後もアジア圏の国々でインスタントラーメンの消費は伸びていくのか、中国/香港、インドネシアの消費量は減少し続けるのかといったところが見どころですね。
今回はここまでです。