株式調査記録

主に日本の株式の調査結果をまとめています

PERについて

PERは利益の何倍の株価がついているかを表す指標です。ESPが100円の会社のPERが10倍なら株価は1000円、20倍なら2000円になります。PERは低いほど株は割安で、高いほど割高ということです。


PERはシンプルな指標ですが、誤った使われ方をすることがあるので注意が必要です。例えば「A社はPER10倍、B社はPER20倍だからA社のほうが割安だ」というのはPERの誤った使い方です。PERは異なる会社を比較するのには適さない指標なのです。


2020年4月21日のプレサンスコーポレーションのPERは3.2倍、NTTドコモのPERは18.5倍です。このPERの違いは事業内容の違いによるものです。プレサンスコーポレーションの不動産開発事業は開発した不動産が売れなくなった際の破綻リスクが極めて大きく、事業収益をかなり割り引いて評価しないと割に合わないため同社の株はPER3.2倍の評価となっています。一方、NTTドコモの通信サービス事業は安定した収益が期待でき、事業収益を高く評価しても問題ないため同社の株はPER18.5倍の評価となっているわけです。


極端な言い方になりますが、PERを使って割安・割高を論じるのであれば同一の会社に対するPERを使う他ありません。つまり、プレサンスコーポレーションのPERは3.2倍だが、妥当なPERは10倍だから割安だというのが正しいPERの使い方です。


今回はここまでです。