はじめに
日本ケアサプライについては以下の記事で調べています。2019年3月期決算までの値なので少し古いです。
少し前にパラマウントベッドホールディングスも福祉用具レンタル卸事業をやっていると知ったのだが、こちらに投資するのも悪くないと思えるほどには業績が良さそうだった。だからパラマウントベッドホールディングスに投資するか否か迷っていた。結果をいうとパラマウントベッドホールディングスには投資せず、日本ケアサプライを保有し続けるという判断をした。ここではその理由を書くことにする。
日本ケアサプライを保有し続ける理由
日本ケアサプライを保有し続けるのは以下の理由からです。
- 福祉用具レンタル卸で十分大きい規模の会社である
- 福祉用具レンタルの需要が今後拡大することが期待できる
- ストック型の収益構造であり収益が安定する
- 事業内容がシンプルである
1から3はパラマウントベッドホールディングスも該当する。しかも、福祉用具レンタル卸事業の売上および成長率はパラマウントベッドホールディングスのほうが優れている。しかし、パラマウントベッドホールディングスはベッドの製造販売の売上が全体の5割を超えており、福祉用具(特にベッド)レンタル卸事業の拡大がベッドの製造販売事業の利益を侵食する可能性があるというジレンマを抱えている。対して日本ケアサプライは福祉用具レンタル卸のみを営んでいるといってよく、シンプルでわかりやすい。パラマウントベッドホールディングスに投資を行う場合、ベッドの製造販売事業も評価する必要があり日本ケアサプライと比較して難易度が高い。
これは好みの問題になるが、急成長を予感させる会社よりも先行きが見通せてわかりやすい会社への投資を志向しているため日本ケアサプライのほうがよいと評価している。
終わりに
結局、事業内容がシンプルだからという理由でパラマウントベッドホールディングスに乗り換えることなく、日本ケアサプライへの投資継続する判断となった。