株式調査記録

主に日本の株式の調査結果をまとめています

クエの株式投資 初心者講座 第4回「長期投資がおすすめの理由とデメリット」

わたしは株をするなら長期での投資をお勧めしています。なぜなら「価値が上昇している会社に長期で投資すれば利益が出る可能性が高い」からです。具体的には

  • 10年とか20年の間、地道に成長し続ける会社を
  • 高すぎない価格で購入し
  • 10年とか20年の間、保有し続ける
  • 会社の成長が期待できなくなったら売却する

といった方法になります。


わたしは株価は長期間で見ればおおよそ会社の持つ価値に一致すると考えています。もちろん、過大評価されたり過小評価されたりする時期もあります。成長し、価値が上昇している会社の株価と価値の関係は以下の図のようになります。価値が上昇しているとは言い換えると売上と利益が増えているということです。


f:id:quwequwe:20210218135450p:plain


会社の価値が上昇している株の場合、例えば買うタイミングを誤って少し割高な価格で買ってしまっても長期保有すると利益が出てしまいます。妥当な価格、割安な価格で買えれば長期保有するまでもなく利益が出てしまいます。このように買うタイミングを多少誤っても利益を上げることができるのがこの方法のよいところです。これは会社の価値上昇の恩恵にあずかっているためです。会社の価値上昇には長い時間がかかるため10年でも20年でも長期で待つ覚悟が必要です。


しかし、会社の価値が上昇している株を買ったとしても大損してしまう場合があります。それは会社の価値に対して異常な高値がついているケースです。以下の図に例を示します。

f:id:quwequwe:20210218135532p:plain


この場合、会社の価値と比較して極端に過大評価されている時期(ここではA地点)で購入すると利益を出すのは非常に難しく、大きな損失を抱えることになります。このように異常な高値で評価されている会社の株は避けなくてはなりません。成長しているがPER100倍とか200倍の株価になっている会社がまさにそれです。将来が期待されている素晴らしい会社ほど多いです。バイオ関連、最先端医療、IoTやFinTechなど。こういった華々しい会社でPERが極めて高い会社は避けたほうが無難です。期待され成長率が高い会社というのは時に異常ともいえるほどの高値が付くことがあります。しかし、高い成長率は長続きせず、平凡な成長率となったとたん落胆され(たとえ増収増益だったとしても)、株価が大きく下落してしまいます。それよりも割安とは言えなくても妥当な価格で緩やかな成長を続けていきそうな会社の株を買ったほうが投資はうまくいきます。


最後にこの方法には「銘柄選びに失敗した時の損失が大きくなってしまう」というデメリットがあります。長期で投資しようとしており、ちょっとやそっとのことでは売却する判断とはならないため、損失が拡大しがちだからです。そのため、会社の価値が上昇していくのかを見極める能力が重要です。


そして必ず投資対象をある程度分散してください。分散することで銘柄選びに失敗したことによる損失をほかの銘柄の成功が埋めて、全体としてはそこそこのリターンを上げられるようになってくれるはずです。また、分散は避けることが不可能な突然のネガティブサプライズに対する備えになります。できれば5~10銘柄程度に分散したほうが良いでしょう。もしも、銘柄選びに自信がなければもっと多くの銘柄に分散してもよいです。しかし、分散のために悪い銘柄を加えるべきではありません。そうするくらいなら現金のままにしておくことが得策です。分散数が少ないように感じるかもしれませんが、良いと確信できる銘柄が見つかることは稀なので5銘柄見つけるだけでも相当時間がかかると思ったほうがいいです。逆に簡単に20銘柄も30銘柄もよい銘柄が見つかるのであれば基準が甘いことを疑ったほうがいいです。