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PythonでEDINETのXBRLを分析する その1「環境構築」

はじめに

これまでLinux環境でEDINETのXBRLの分析を行っていたのですが、既存とは別に分析用の環境が欲しくなったのでLinuxで作ったプログラムをWindowsでも動くようにすることにしました。折角なので手直しをしつつ、自分の勉強もかねてブログに記録を残すことにしました。

開発環境

  • windows 10 home
  • python 3.7.4
  • K2Editor(テキストエディタ) + コマンドプロンプト

 

ここでは開発環境を使わずにテキストエディタとコマンドプロンプトでプログラムを作っていきます。単純にわたしが環境構築するのが面倒くさいだけなので、特に読者にこれを強制するものではありません。必要に応じて開発環境を導入してください。

Pythonをインストールする

以下のページの通りにインストーラーをダウンロードし、実行してください。

www.python.jp


コマンドプロンプトを開き、「python --version」でpythonのversion情報が表示されることを確認します。


わたしの場合は、3.7.4をインストールしたのでこういった表示になっています。


環境構築はこれでおしまいです。python用の開発環境が欲しい方は適当にインストールしてください。わたしはテキストエディタ(K2Editor)を使っています。pythonはコードがutf-8でないとちゃんと動かないので文字コード指定でファイルを保存できるエディタを使ってください。

Pythonの実行のために最低限知っておいてほしいこと

ここに書かれたやり方はコマンドプロンプト + テキストエディタでpythonのプログラムを作る人向けの内容です。

コマンドプロンプトの開き方

開発環境を使う場合はさておき、わたしの場合は、コマンドプロンプトからプログラムを実行しています。したがって、windowsからコマンドプロンプトを開く必要があります。環境によって異なるとは思いますが、windows10の場合、

  1. スタートメニュー
  2. Windows システムツール
  3. コマンドプロンプト

で開くことが出来ます。



環境によっては異なる場合があると思うので、調べてみてください。

コマンドプロンプトでのディレクトリの移動方法

初期位置はユーザーのホームディレクトリとなっているはずです。わたしの場合はユーザ名が「QUWE」なので「C:¥Users¥QUWE」がホームディレクトリです。
「cd ディレクトリ名」で別のディレクトリに移動することが出来ます。cdコマンドで実行したいpythonのプログラムを保存したい場所に移動しましょう。

コマンドプロンプトでのプログラム実行方法

「python プログラム名」でプログラムの実行が可能です。ただし、コマンドプロンプト上でのカレントディレクトリにプログラムがないと実行できない(この書き方では)ので、あらかじめcdコマンドでカレントをプログラムが存在するディレクトリに移動しておいてください。

コマンドプロンプトでのpythonライブラリのインストール方法

プログラムを作るうえで、pythonの外部ライブラリを使いたくなることがあります。その場合は「pip install ライブラリ名」でインストールすることが可能です。

今回使うものでいうと

  • requests
  • beautifulsoup4
  • lxml
  • chardet
  • pysqlite3

あたりを使っています。

ライブラリがインストールされていないと、使いたいオブジェクトの名前解決できないとか、存在しないといったエラーがでるので動かないときはライブラリを入れていない可能性も疑ってください。

プログラムの作成から実行の流れ

基本的に以降の記事では書きませんが

  1. テキストエディタでプログラムを書く
  2. プログラム名.pyでファイルを適切な場所に保存する
  3. コマンドプロンプトを開き、プログラムのある場所まで移動する
  4. コマンドプロンプトで「python プログラム名.py」を実行する

という流れになります。

おわりに

ちょっと短いですが、環境構築編はこれでおしまいです。次回はEDINETからXBRLをダウンロードするための前準備をやっていきたいと思います。


次の記事は以下からどうぞ。
www.quwechan.com


今回はここまでです。