ポートフォリオの状況
わたしのポートフォリオの状況です。2019年11月末を100とした場合の値です。
去年の9月末は103ポイント、今年の3月末は111ポイントなので8ポイント増といったところです。証券口座の入出金はありません。資産増は竹本容器と日本ケアサプライによるところが大きいです。あと、ピックルスHを新たに購入しています。
銘柄 | 2022年9月末 | 2023年3月末 | 増減 |
---|---|---|---|
竹本容器 | 41 | 46 | +5 |
日本ケアサプライ | 23 | 25 | +2 |
プラネット | 10 | 11 | +1 |
ピックルスH | - | 8 | +8 |
現金 | 29 | 22 | -7 |
合計 | 103 | 111 | +8 |
なぜか竹本容器の株価が上がっています。なんでなのかよくわかりません。今期の決算はあまりよくなかったので株価は下がるのではないかと思っていました。会社予想についてははわたしは懐疑的なので株価の上昇は一時的なものではないかと思っています。
竹本容器の決算は2つの見どころがありました。
- インド事業の急成長
- 販売価格の見直し
インド事業の売上が前年比+80%(うる覚え)となり粗利益ベースで黒字化達成しています(つまり、営業利益ベースではまだ赤字)。6、7年かけてようやく上手く行きそうな気配がしてきました。日本、中国に次ぐ第3の柱になるのはまだまだ先なのでのんびり待っていようと思います。
竹本容器のIRでこれまで価格転嫁に関する記載はなかったように思うのですが、今期の有報に「販売価格の見直し」の記載がありました。これによって竹本容器の競争力が低下するとは思えないのですが、価格転嫁の影響については今後のIRを注視していきたいです。基本的には良いことだと捉えています。
日本ケアサプライ、プラネットについては特にいうことはありません。
ピックルスHは5年くらいに売却したのですが、買いなおすことにしました。自身の経済的な問題から売却した銘柄であり、手放したことを長らく悔やんでいました。現時点では財務が良くなっており、割安なのではないかと思い購入に至りました。これでスーパーでご飯がススムキムチを見かけても大丈夫です(自分が売却してから近所のスーパーやドラッグストアを扱われるようになった)。
近況など
最近、景気循環性のある銘柄も投資対象に入れたいなぁなんて思っています。自分は保守的なのでディフェンシブかつストック収入なビジネスが大好きなんですが、もう少し視野を広げてみようと思うようになりました。ただ、キャッシュポジションが少ないのと景気循環性のある株を買うならどん底で買いたいので不景気の到来を待っているところです。今のところ、エスティックとトーカロあたりがよさそうだなと思いながらも調べられていない感じです。
また、それとは別にジェネリック医薬品の製剤、原薬の生産・調達をやっている会社について検討しているのですが(例えばダイトとコーア商事H、日医工や東和薬品などのジェネリック医薬品メーカとは別です)、「薬価が国に決められてしまう・薬価下落が避けられないという理由からあんまりおもしろくないかも」という当たり前でつまらない結論に至っています。現時点では
- 抗がん剤などの高薬理製剤のジェネリック切替が進んでいる(患者の身体に多大な影響を及ぼす薬のジェネリック切替は遅れていた)
- ジェネリック医薬品の供給がタイト
であることなどから、しばらくは上手くやれるんじゃないかとは思っているんですが、ジェネリックの参入障壁ってそんなに高くないみたいで、儲かるパイはあっという間になくなってしまうんじゃないかという見立ててです。あと、業界の構造的に扱う商材をどんどん切り替えていかないと薬価の下落で利益を出せなくなってしまうので経営難度は高いかなと。
あと、世界的に見ると先発薬はバイオ医薬品がどんどん増えているんですが、そのジェネリックであるバイオシミラーへの参入は原薬の調達・生産または製剤メーカではまず不可能なので更に面白くないなぁと思っています。
- まず、狙った構造の物質のみを高純度で作るのが相当難しい、同じような条件でも結果が大きく変わることがあるほか、分子量が大きいため品質をチェックすることも簡単ではない
- しかも、分子量が大きく先発薬と同一性を示すのが困難であるため、治験が必須
コーア商事Hは原薬の調達面で強みを持っているので、投資の候補に挙げてもいいと思っているのですが、業界全体の構造の悪さやバイオシミラーのことを考えると難しいのかなとかそんなことを考えています。コーア商事Hについては結論が出ていないので記事にもできていません。投資をするなら素直に先発薬メーカがよさそうですね。
今回はここまです。