株式銘柄紹介ブログ

主に日本の株式を紹介しています

プログラムで株式分析 その9 「投資結果のご報告 2023年10月~11月決算シーズン」

はじめに

本記事は

からの続きです。


前回は良決算への投資方法を検討しました。結果、以下のやり方がよさそうだとわかりました。

  • 決算後1日目に買い、5日後または10日後に売却する
  • 5日目にリターンがプラスならすぐに売却する
  • 5日目にリターンがマイナスなら10日目まで待ってから売却する


今回は、10月25日から11月14日の決算シーズンに投資をした結果を報告します。

投資結果

10月25日から11月14日の期間で3社へ投資してリターンはおおよそ税抜き前3.0%でした。また、平均保有期間は2日でした。

結果自体は悪くないです。ただし、投資ルールを守れておらず、利益がでたらすぐ売却し損失が出たら持ち越すといったやり方になっています。プロスペクト理論通りの動きをしており、良決算投資の優位性が崩れた場合に小利大損になってしまう可能性が高いです。


以下は実際に投資した決算の各種リターンとクエの投資実績です。


 
投資資金をあまり準備できなかったので試行回数が3回と少ないです。正直なところ、トレードは数をこなさないとお話にならないので要改善です。

投資ターゲット全体のリターン分布

10月26日から11月14日までの決算うちプログラムがリターンが得られると判断した決算は全部で17件ありました。これらのリターンが出そろったので結果をグラフにまとめました。


このやり方は今のところ有効であるように思います。TOPIXと比較すると勝率は半々ですが、調整リターンの分布がプラスに偏っています。20日を過ぎるとリスク(ここではバラツキのこと)のわりにリターンが小さいように思うので20日リターンはもう考えなくてもいいかなと思い始めています。



比較のために決算全体(プログラムが分析できた決算のみに限定)のリターン分布を載せておきます。


 

決算全体に投資してもTOPIXには勝てないです。大体0.5%~1.0%くらいは劣後します。これは過去1年間の結果と同じでした。


おわりに

いまのところ、良決算に投資するやり方は上手くいっていそうです。来年1月~2月の決算シーズンにも同じやり方で投資して、結果を報告しようと思っています。


今回はここまでです。